M君と飲みました。
二人で飲むときは、だいたい鶴橋です。
大阪の、キタでもなく、ミナミでもない。
ヒガシですよ。
コリアンタウンという感じで有名になりましたね。
子供のころ、父の店があったので、私にとってはなつかしい街です。
庶民的な街です。
庶民的な街を代表する庶民的な店で、庶民的ではないアーチストのM君とセレブの私が飲むというのはヘンかも知れないけど、長年通い続けてるんだから、よっぽどこの店になじんでるんですね。
この店に、ず〜っといるお姉さんが不思議です。
ず〜っと変わってないように思えるんです。
M君が、トイレに行くと言って、階段を上って行ったので驚きました。
トイレは1階にもあるんです。
何度も使ってますよ。
降りてきたM君に言ったら、「え!1階にトイレあった?」と言ったのでまたびっくりしました。
だいじょうぶかな。
これは、彼にとって、重大な、深刻なエピソードになるかも知れない。
にぎわっていた店が、9時半ごろ、客が一人もいなくなった。
「あの二人が帰ったら店を閉められるのに」と思われてるんじゃないかと席を立ったら、お姉さんがにこやかに、「11時半までだいじょうぶですよ」と言ってくれたけど、「じゃ、11半まで」という気にならなかったのでそのまま帰りました。