若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

階段の手すりはなぜ赤い

朝10時から、公民館分館に行ってました。

近くの小学校の2年生が、「町探検」という授業で分館に来るというんです。

春にもありました。
2年生全員100名ほどが先生に連れられてやってきた。

分館長として、公民館の社会的役割について小学2年生に説明してほしいという、かなりの「ムチャ振り」であた。

今度は数名のグループで行くので、質問に答えてやってほしいとのことです。
質問票にいろいろ書いてあった。

さて、2年生6人がやって来たんですが、何たることか全員男の子。
イヤな予感がしましたが、入ってくるや走って二階に上がる子もいれば、「おはようございます。きょう、ぼくたちは、町探検で・・・」と、はきはきとあいさつする子もいるし、はきはきしたあいさつを追いかけて輪唱みたいに、「お、おはようございます。え〜っと・・・きょう・・・」とやる子もいるし、まあ、先生もたいへんですね。

先生が、「集まりなさい」と言っても、あっちこっちうろうろ。

私が大声で、「何か質問があるのとちがうのか!」と言ったら、「この階段の手すりはどうして赤いんですか」と聞かれた。

知らんがな、と言いたいところであったが、見ると、階段の手すりは、片一方が赤で、片一方が銀色だった。
今まで気にしたこともなかった。
なぜですかと、私が聞きたい。

もう一人が、部屋に置いてある洋服掛けのハンガーを取って、「このハンガーがゆがんでいるのはどうしてですか」と聞いた。

もう一人は、「電気スタンドに筋があるのはどうしてですか」と聞いた。
電気スタンドなんかないので、なんのことか聞いたら、天井の蛍光灯を指さしたので、あれは電気スタンドではないと答えた。

一人が、「排煙装置」のスイッチを見つけて、「はいえんそうちってなんですか」と聞いた。
「え!?排煙装置って読めるの?学校で習ったの?」
「読めます。公文で習いました」

お帰りの時間が近づいたので焦りました。
質問票に、「分館の横の公園はいつごろできたのですか」と言うのがあったんです。
市の公園緑地課に電話して、公園についていろいろ知識を仕入れてたんです。
その質問が出ない。

知らんがなと言いたくなるような質問ばかりして、私が準備万端整えてすっきり答えられることを聞いてくれない。

このまま帰してなるかと、「キミたち!公園がいつできたか聞きたかったのじゃないのか!?」
「あ〜そうや」

「町探検」無事終わりました。