アマゾンに住むピラニアは、という話ではありません。
ネット通販のアマゾンです。
アマゾンはありがたいんですが、送料はとるべきだと思います。
送料無料がナゾというのでもありません。
さっき、アマゾンで、岩波文庫のゾラの小説『制作』(上)を注文したんです。
19世紀のフランス画壇が舞台の小説です。
おもしろかったら(下)を注文するつもりです。
で、アマゾンの画面ですが、「これを注文した人は、こういうのも見てます」とか「これを注文した人には、これもおすすめです」というような親切かつ商売熱心なお知らせ画面が出ますよね。
わたしは、『制作』(上)を注文したんです。
どう考えても、『制作』(下)をおすすめすべきところじゃないですか。
誰が考えてもそうなると思う。
(上)を買った人に(下)をすすめないでどうする。
ところが、アマゾン画面は、『制作』(上)を注文したばかりのこのわたしに、ゾラの『居酒屋』『ナナ』『ジェルソミーナ』『ゾラ傑作選』などをすすめてくるんです。
『制作』(下)は「おすすめ」に入ってないんです。
アマゾンに聞きたい。
なぜ、ゾラの『制作』(上)を注文した私に、ゾラの『制作』(下)をすすめないのだ。
そっちがその気ならこっちにも考えがある。
たとえ『制作』(上)が面白くても、(下)は買ってやらない。