小学一年生になったゆうちゃんを、ときどき「お見送り」してます。
ゆうちゃんの小学校は、きちんとした「集団登校」ではなくて、「なんとなく集団登校」です。
二人、三人と合流して、だいたい十人くらいの集団になる。
一年生のお母さん四人が、信号までつきそうことになってます。
ゆうちゃんのママが、あきらくんに手を取られてるときに、家内か私がつきそいます。
先日、私がついて行ったときに、最後に合流する一年生男子A君のランドセルを見て、「あれ?」と思った。
ランドセルに、交通安全のための黄色いカバーをかけてることがありますね。
その黄色いカバーを見て、「なんじゃこれは?」と思った。
黄色いカバーに、「いかのおすし一人前」と書いてあるのに気付いたんです。
A君のお母さんに、「これ、どういうことですか」と聞いたら、きょとんとして、「あ・・・あ〜・・・なんですかねえ」と、まったく気にしていないようでした。
我が子のランドセルカバーに、アヤシイ言葉が書かれているのに気付かないとは、危機意識がなさすぎると思いました。
交通事故除けのまじないかな。
帰ってからネットで調べました。
奈良県警生活安全部少年課が、子供を犯罪から守るために作った歌でした。
子供を犯罪から守ることと、「いかのおすし一人前」にどういう関係が?
「いかのおすし一人前」の「いか」は、「知らない人に声をかけられてもついて行かない」の「いか」なんです。
「の」は、「知らない人に声をかけられても車に乗らない」の「の」で、「お」は大声を出す。「す」はすぐ逃げる、「し」は知らせる、「一人」は一人で遊ばない、「前」は、「遊びに行くときは、前もって家の人に行先を言う」の「前」でした。
かなり苦しいと思いました。
これくらい苦しさ丸出しだと、受けてもいいように思いますが、認知度は低いようで、残念である。