若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『アラン』

1934年のイギリス映画です。

アマゾンで、何か面白い映画がないか探してた時見つけました。

面白いかどうかはわからんけど、安かったので買いました。

面白いと言えるかどうかわからんけど、すごかった。
これはすごいです。

アラン島は、イギリスの西の荒海に浮かぶ岩の島です。
絶壁の島です。
風がむちゃくちゃ激しく吹きまくり波がむちゃくちゃ激しくたたきつける。

土がほとんどない。
岩をたたき割って土をさがす。
それも、簡単に割れるような岩じゃないんです。

海から昆布を取ってきて、たたきまくって割った岩の上に敷いて、その上に土をまいて「農地」にする。
海から昆布を取ってきてと気楽にいいますが、断崖絶壁でっせ。

男たちは海に出て漁をするんですが、「あんたたち、そんなに死にたいんかい!?」と言いたくなるような海に出ていくんです。

男の子が釣りをするんですが、高さ100メートルはあるんじゃないかという断崖絶壁に腰かけて釣りをするんです。
見てるだけでちびりそうになります。

ドキュメンタリータッチの映画で、「お話だな」ということはわかりますが、すごいです。

誰が見ても面白いという映画じゃないかしれんけど、誰が見てもすごいと思う。