今日は美術予備校。
社会人クラスは、私のほかに、同年配の女性Fさんと、年齢不詳の男性Dさんと、最近石膏デッサンを始めた若い女性です。
年齢不詳というのは、いつだったか年を聞いたとき、Dさんが、「ボクはトシは言わないことにしてるんです」といったんです。
私よりいくつか上みたいですが、なにか理由があるんですかね。
いつも3時間の授業中、みなさん二、三回は先生を呼んでアドバイスを求めます。
私は模写なんで、先生の指示に従って描き進めるんで、途中のアドバイスは無用です。
Fさんは、アドバイスを求めるというより、ひとりごとに近いです。
「センセ、ここ、どないしたらよろしやろ」
「まあ、そこはFさんのお好きなように」
「センセ、ここ、どないなってますのやろ」
「・・・それはFさんにしかわからないですよ。どうなってるんですか?」
今日は、珍しく誰もアドバイスを求めませんでした。
2時間ほどして、先生が見に来て、「今日はみなさん集中してますねえ」と感心してましたが、それにも答えが返らないほどの集中ぶりでした。
Dさんは、水彩で滝を描いてます。
「むずかしそうですねえ」と言ったら、「これが絶筆になりそうです」というんです。
「どういうことですか?」と聞いたんですが、笑って答えず。
先日、すい臓がどうとか言ってたんで、気になるじゃありませんか。
↓家では、「校長先生像」に集中してます。
服を紫に塗って、バックを決めたら完成の予定。