テレビで、『ヒンデンブルグ』という映画を見ました。
1930何年かにアメリカで炎上した飛行船の話でした。
戦争映画を取り上げた週に放映してたので戦争映画と思ってました。
この映画の前にやった『ロンメル軍団をたたけ』はひどかった。
そのうち面白くなるんだろうと思ってがまんして最後まで見てたのに最後まで面白くならなかった。
特にひどかったのは、唯一の登場女性です。
軍人兵隊将校戦車トラック武器男男男の中のただ一人の女性です。
「イタリアの将軍の女」という、「いかにも!」という雰囲気丸出しの女です。
この女がなにかやらかすとしか思えないじゃないですか。
なにもやらかさない。
な〜んにもしないであっさり消えていく。
映画史上これほど気の毒なしょ〜もない役はないんじゃないか。
さて、『ヒンデンブルグ』ですが、これもつまらんかった。
ヒンデンブルグ号にいろんな人が乗り合わせてるんですが、それぞれ意味ありげというかいわくありげというか思わせぶりというかもったいぶるというか過去があるというか影があるというか、「私たち、この映画を面白くするために出てるんですよ。よろしくね」という感じ丸出しでつかれます。
最後の炎上シーンが見たくて、がまんしました。
ヒンデンブルグ号の炎上シーンは、当時の実写映像も使ってあるそうですが、迫力ありました。
人間が作り上げた大いなるものが一瞬にして滅び去る。
この映像が好きだというと不謹慎ですが、いつ見てもしみじみします。
事故の原因については諸説あるようですが、「水素ガス」が火災を大きくしたのは事実のようです。
で、ヒンデンブルグ号と水素についてネットで調べてたら、こんな文章がありました。
「ヒンデンブルグ号の事故で、水素は危険というイメージが広がってしまいましたが、水素が危険というのは実は誤解です」
ふ〜ん、どこが書いた文章かなと思ったら、「JHFC」、すなわち、「水素・燃料電池実証プロジェクト」という団体でした。