若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『弾丸を噛め』

40年ほど前の映画をテレビで見ました。

いろいろ見てると、映画ってどうなってるのか、不思議に思います。

ふつうの商品だと、「検品」というのがあると思うんですが、映画にはないとしか思えません。作りっぱなしで出荷してるのじゃないか。

だいぶ以前に、誰だったか忘れたけど、古い日本の娯楽映画をビデオで見まくった人が、「こういうのが商品として成り立ったというのが不思議だ」と書いてましたが、同感です。

この映画は、ジーン・ハックマンキャンディス・バーゲンという当時の売れっ子が出てますが、「検品」無しと思います。

話は単純です。

1000キロを超える距離を馬で走る過酷なレースです。

よくあるパターンですが、単純では面白くないだろうというので、レースの参加者は一癖も二癖もありそうな連中です。

よくあるパターンですが、「ありそうな」連中ですが、なにもない。

単純な話のはずなのに、どうなってるのかわけわからん。

馬を無茶苦茶に扱うのはうんざりするほどなんですが、ジーン・ハックマンは、馬をだいじにしろ!と訴えるんです。

馬をひどい目に合わせて、それを見せつけて、こんなことをしてはダメです!馬をだいじにしましょう!と訴えてるのかな。

わけの分からん映画のなかでもわけが分からん映画でした。

『弾丸を噛め』という題名も分けわからんと思いますが、虫歯の治療で金属をかぶせるでしょう。あれを鉄砲の弾丸の薬きょうでやろうということのようです。