若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

目黒雅叙園

きのうは甥のたけし君の結婚式で、甥姪の中では最後です。

ついこの間までひょろっと背の高い若者だったたけし君が182センチ85キロのプレメタボ巨漢になってたので驚いた。

新婦は小柄な明るい女性でお似合いのカップルだと思いました。

たけし君は前の会社で担当してた部門のスペシャリストとして業界でも有名だったのを今の会社がヘッドハンティング、猛烈にアタックして口説き落とし、将来は会社を背負って立つ存在として期待されていると、あいさつに立った上司は言ってました。

よかったよかった。

このところ葬式ばっかりで久々の結婚式は楽しかったです。

いっしょに出席した次女(はなちゃんのママ)に、「これが最後の結婚式かな。はなちゃんは10歳だから、はなちゃんの結婚式には出席できないかも」と言ったら、「だいじょうぶよ!」と言ってくれるかと思ったら、「そうやね」とあっさり片付けられたのでカックンとなった。

きのう、会場の目黒雅叙園の入り口でデカさに驚いたんですが、入り口で驚くのは早かった。

入ったら係の男性が、「そこを左に曲がってますっぐお進みいただくとエスカレーターがございます」と言うので、そこを左に曲がってまっすぐ進んだんですが、エスカレーターが見当たらない。

歩きながら足元を見て、これは川なのか池なのかと考えつつ上を見てここは浮世絵美術館かと迷ってたら突如日本庭園!という感じで滝が流れ落ちたかと思うと大名屋敷風巨大かやぶき屋根が現われ、わけがわからんまま歩き続けるんですが、向こうから老女菊岡に導かれて篤姫が現われてもおかしくなさそうだし、滝を割ってティラノサウルスが現われてもおかしくなさそうで、ぼうぜんとしつつ歩いてたらやっとエスカレーターが現われたのであった。

やっぱり東京やなあ!大阪はあかん!と思いました。

目黒雅叙園ってどんなとこ?」と聞かれても困ります。

私の貧弱な人生経験と言語能力では説明できない。

単なる「総合結婚式場」なんですが、単なる総合結婚式場でこんなもの建ててどうするの!?と思います。

無茶としか思えない。

目黒雅叙園で受けた感じと一番似てるのは、私が幼稚園の頃、初めて「ひらかたパーク大菊人形」会場に入ったときの、漠然たる不安を伴う驚嘆の念です。

親族控室にたどり着いて、係の女性に「目黒雅叙園って何なんですか?」と聞いたんですが、50代と思えるその女性にもはっきりわからないようで、60代と思える女性のところに連れて行ってくれたんですが、その人もはっきりわかってないようで、要するに「目黒雅叙園は一日にしてならず」ということだと思いました。

帰りにタクシーを待ってたんですが、スライド式のドアのタクシーが多かったのにも「やっぱり東京やなあ!」と感心しました。