録画した西部劇を見ました。
ヘンリー・フォンダ、アンソニー・クイン、リチャード・ウイドマーク出演ですから、まともな西部劇だと思います。
話は、見飽きた聞き飽きたという感じのものです。
西部の町ワーロックは、近所に住む無法者集団がしたい放題です。
善良な散髪屋さんが面白半分みたいに撃ち殺されても町の人たちはどうしようもない。
で、凄腕の男を保安官にやとうことに決める。
それがヘンリー・フォンダです。
ここまでは単純すぎるくらい単純なお話です。
単純なお話のはずが例によってややこしくなる。
ややこしくなるならまだいいんですが、例によってわざわざややこしくするんですね。
まず、ヘンリー・フォンダといっしょに、アンソニー・クインがくっついてくる。
二人は、「♪親の血を引く兄弟よりもかたいチギリの義兄弟」みたいな関係のようです。二人ともちょっと頭がおかしいと思いました。
そして、女が二人登場。一人は堅気風で一人は訳あり風。
そして、無法者集団の一人リチャード・ウイドマークが、どういうわけか心を入れ替えて保安官補になる。
これではなしが十分ややこしくなる。
なんかわけわからんなあと思ってるうち、アンソニー・クインが、なんちゅうか、ヘンになる。発狂したんだと思います。
で、殺される。
続いてヘンリー・フォンダもヘンになる。これも発狂したんだと思います。
で、ヘンリー・フォンダは一人馬に乗って街を去る。
なんか知らんけど、去る。
去って行くヘンリー・フォンダの後ろ姿を町の人たちが呆然と見送るのを私はテレビで呆然と見てたんですが、西部劇を見るのはこれでおしまいにしときます。