若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『墓石と決闘』

テレビで西部劇映画『墓石と決闘』を見ました。

保安官ワイアット・アープと悪党(?)クラントン一家の殺し合いの話です。

保安官対悪党のはずなんですけど、映画を見てる限りどっちもどっちという感じです。

というか、ワイアット・アープが正義の保安官なのか無法者の殺し屋なのかよくわかりませんでした。

ウデのいい殺し屋として殺しまくってるのか保安官としての職務を粛々と遂行してるのか非常にわかりにくい。

裁判も出てきて、ワイアット・アープが被告になったかと思うと訴えたりするし、別の保安官が出てきてワイアット・アープを逮捕するとかいうし、アメリカの司法制度とか社会の仕組みとかを知らないと、この映画、何がどうなってるのかわからないと思います。

前に見た西部劇ではジョン・ウエインの保安官が60人射殺したとかいう話でしたし、明治の初めごろのアメリカの西部では、一応法律もあるし裁判もしますけど、基本的には当事者同士で殺し合ってケリをつけてくださいということのように思いました。

クラントン一家を殺しまくったワイアット・アープは長生きしたようで、西部劇映画の「監修」とか「時代考証」で活躍してます。

この映画のはじめに、「史実に基づいています」と出てきたから、無茶苦茶な嘘ではないと思うんですが無茶苦茶な話だと思いました。