大みそかです。
今年一年を振り返ってみるとほとんど思い出せない。
今年一年てあったのかなと思う。
なかったんじゃなかろうか。
思い出せるのは馬に蹴られたことくらいというのも情けない話です。
そ~っと生きてきた私にとっては大事件です。
ところが、「馬に蹴られました」と言うとみんな笑う。
まず医者が笑ったのには意表を突かれる思いでした。
「これ、笑うとこ?」
ことばの難しさですね。
「馬に蹴られました」というのは難しい文ではない。
誤解のしようがない。
外国人で日本語初心者でもわかる。
文化的背景がどうのとか宗教がどうのとかいうややこしさはない。
日本人:「ワタシハ、ウマニ、ケラレマシタ」
イスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、ゾロアスター教徒他:「オー!ワッハッハ!」
「馬に蹴られました」ということばと「馬に蹴られた」という現実が分離してると思います。
「馬に蹴られました」という文の意味するところは蹴られてみなければわからない。
一度蹴られてくださいというのじゃありません。
ことばは難しいということです。
受動態がおかしいのかもしれない。
「馬が私を蹴りました」のほうがいいのかもしれない。
どっちでも同じかもしれない。
ちょっと考えさせてください。
ことばの難しさを自覚して、来年もしっかり蹴られようじゃなかった書いていこう。