若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

映像の世紀『東京 夢と幻想の1964年』

オリンピックの話です。

NHKテレビで見たんですが、びっくりでした。

当時の東京、車がすごいです。

「交通渋滞」というようなものじゃない。

「交通混乱」「交通戦争」「交通崩壊」という感じ。

なんちゅうか、まあ映像を見なければわかりませんよ。

これ、東京か?

東京に住んでたわけじゃないから東京は知らないけど、「これ、東京か?」と思ってしまう。

言っては悪いけど、東南アジアやアフリカでもこんなことないのじゃなかろうか。

東京でもよほど特殊な地域なんでしょうか。

私は大阪にいて、市バスや市電に乗ってましたが、あんなことは経験してません。

都民のゴミ捨てもひどいもんだし、これでよくオリンピックをやろうという気になったもんです。

というか、東京を何とかしなければいけないからオリンピックを持ってこようという気もあったんでしょうか。

1964年の3月に高校美術部の友人たちと東京に行きました。

新幹線開業前で、どういうわけか東海道線じゃなく関西本線の夜行列車で行きました。

東京は、旅館の前も、どこに行っても工事だらけだったのはおぼえてます。

大阪は万国博の前が大変だったでしょう。

記憶はないです。

万国博の前でおぼえてるのは「クラクションを鳴らすのを控えよう」という運動(?)くらいです。

あと、「市電の切符売りのおばちゃん制度」(?)もそのときになくなったと思います。

市電の停留所におばちゃんが立ってて、切符を売ってました。

おばちゃんたちは回数券(十一枚で十枚の値段)を買って一枚ずつ売るので一割儲かるんだったと思います。

外人さんにかっこ悪いからやめようということでした。

どの市電に乗ったらいいかわからないときは、おばちゃんに行き先を言ったら教えてくれるので私は便利だと思ってました。

そういう細々したことしかおぼえてません。

学生は気楽なもんです。