若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

カラオケは奈良で

「コロナ対策について奈良県知事も奈良市長も数字をあげて議論してほしい」ときのう書いたとこですが、私の要望に応えて荒井知事がきのうの記者会見で数字をあげて語ってくれてます。

 

朝日新聞の記事での数字はさておき、荒井知事の結論は「カラオケは奈良で」ということのようです。

 

奈良県としてのの主張はだいたい以下の通りです。

まず、3月一か月間で奈良市内で感染源と思われる飲食店は5店で、それで市内約1,500店の飲食店に時短要請するのはおかしいし効果も期待できない。

3月で言うと奈良県の感染者のうち40人が大阪で感染していてそのうちの4割は飲食とカラオケである。

奈良県民が大阪で飲んだか食ったかカラオケするかして感染して奈良に持って帰って奈良で感染を広めてる。

 

そのうえで荒井知事は、「奈良県は安全な飲食場所であるとアピールしたい気持ちがある。大阪で飲食するよりも奈良で飲食してほしい」と呼びかけ、「大阪市での飲食とカラオケは控え、余暇活動は県内でしてほしい」という緊急メッセージを出した。

 

 う~ん・・・荒井さんとしては奈良県民に訴えてるんでしょうが、大阪府民が「お!奈良は安全!奈良に行ってカラオケ!」と大挙押し寄せかねない。

危険な緊急メッセージだと思います。

大阪から来るとしたら常識的には阪奈道路か第二阪奈か近鉄かJR大和路線だが、熱狂的カラオケファンが夜陰に乗じての暗がり峠越えもあるか。

どこでどう防ぐがは荒井さんにまかせる。

 

数字をあげるのはいいけどちょっともの足りないです。

奈良県のホームページを見ると3月の感染者は約600人です。

大阪で飲んだか食ったかカラオケしたかの十数人が奈良でどれくらい広げたのか知りたい。

そして、どんな感じの飲んだり食ったりカラオケしたりで感染したのかも知りたい。

大阪で飲んで感染した人の中で、行きつけのバーで一人静かにスコッチを楽しんだイケメンナイスミドルはいたのか、大阪で食って感染した人の中で吉野家で一人で牛丼をかきこんだサラリーマンはいたのか、大阪でカラオケして感染した人の中で一人カラオケでマイクを握りしめて「マイウエイ」を熱唱した孤独なオンチはいたのか。

数字だけじゃなくて中身も知りたい。

まあオンチかどうかはいいけど。

 

いろんな数字があるので数字の中身も必要ですよ。