「ドはドーナッツのド」だし「レはレモンのレ」です。
字を教えるときはそうなる。
積み木の表に「み」と書いてあって裏にみかんの絵がある。
「みかんのみ」とおぼえる。
今読んでる「英語つづり方教室」の著者であるイギリスの大学教授はそういう教え方を「頭文字崇拝」と言って非難してる。
子供にアルファベットを教える時、昔から「頭文字主義」である。
「a」は「apple」の「a」。
そんなことではダメだ!と先生は言う。
なぜか。
「x」を考えてみろと先生は言う。
「x」はなんの「x」と教えるのか。
どの本も「x」は「xylophone」の「x」だ。
200年前から変わってない。
シロフォンは許せるとして次に来るのが「xebec」なのは許せない。
「xebec」と言うのは昔アラビアの海賊が乗っていた小型帆船のことだそうです。
そんなもん子供に教えてどうする。
で、辞書で調べてみました。
たしかに「x」で始まる単語は子供向きじゃない。
化学関係が多い。
で、先生は「頭文字崇拝」をやめよと訴える。
「x」は「fox」の「x」と教えればよい。
「box」「next」いろいろあるではないか。
長年訴えて続けているが採用してくれる教育出版関係者はないと嘆いている。
一瞬、なるほど!と思ったけど、「頭文字崇拝」とりきむほどの事かな。
「x」さんには悪いけど、「x」は「xylophone」の「x」でいいんじゃないでしょうか。