今年も十日町市降雪情報の季節がやってまいりました。
なんの話って、息子のお嫁さんが十日町出身なんでそうなるんです。
雪の季節になると毎朝十日町市のホームページを見る。
べつにお嫁さんに頼まれたわけじゃなくてボランティアです。
完全興味本位というのが申し訳ない。
なんたって特別豪雪地域です。
積雪深2メートルなんて数字を見ると誇らしくなる。
なんで十日町の積雪2メートルが誇らしいのかわけわからんけどどんなもんだい!という感じ。
日本全国十日町出身のお嫁さんのいる家の人はみんな大威張りだと思います。
きのうまでの積雪深は市平均78.4センチです。
残念なのは、い、いや残念じゃなくて安心なのは幹線道路はだいじょうぶということです。
十日町の市街地に全長120キロにわたって8万7千基の「消雪パイプ」が設置されてる。
気温と降雪量、積雪量を感知して自動的に地下水をくみ上げて散布する。
1分間の使用量は十日町市の全家庭が水道の蛇口を一斉にひねったほどだそうです。
雪国の暮らしを守るありがたい設備です。
何年か前お嫁さんのご両親が奈良に来られた。
3月、十日町ではまだ雪の残る時期です。
むかえに行って近鉄電車の駅を出たらお父さんが「雪がないって、いいですねえ」と言われた。
実感がこもるどころじゃなくほとばしり出てました。
その言葉が鮮明に耳に残ってます。
その言葉が鮮明に耳に残っていながら積雪2メートルで大威張りというのは我ながら人間的にどうかと思います。