若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

お尻との会話

「60代70代の10年は大きい」と書きました。

乗馬を始めて13年たちました。

10年の大きさがはっきりわかるのは左のお尻が痛くなくなったこと。

馬で歩いてる時はいいんですが、駆け足すると左のお尻が痛かったんです。

どういうことか。

バランスよくすわれてない。

整骨院で言われたんですが、私は右の足がちょっと長いそうです。

と言うことは腰骨は右が高くなる。

で、バランスをとるために右肩を下げてるんだそうです。

つまり私の下半身は左にかたむき上半身は右にかたむいてる。

そういう身体で馬に乗って駆けると左のお尻が痛くなるんですね。

で左のお尻が痛くならないようにバランスを考えて乗ってるつもりがうまくいかなかった。

それが10年ほどして自然に痛くなくなった。

馬の上でバランスよくすわれるようになるのに週1度の乗馬で10年かかったということだと思います。

すわるだけで10年。

若ければもっと早いはず。

乗馬クラブには子供たちもいますが、指導員によれば子供たちはキャアキャア騒ぎながら自然にベストポジションを身につけるそうです。

身体でおぼえるというやつですね。

中高年はそうはいかない。

頭がどうだとか肩、腰、ひざ、足首、腕、指、視線、いろいろ言われる。

言われないのは耳くらい。

耳以外はいろいろ繰り返し言われる。

いろいろ繰り返し言われても、肩、腰、ひざ、足首、腕、指、視線が反応しない。

それで10年。

この10年の大きさを左のお尻が教えてくれた。

10年でお尻との会話が成立したというおめでたい話である。