イギリスの乗馬の先生が書いた『リアルライディング』を読み始めたとこですが、びっくりというか意外というか、この大型本には写真もイラストもないんです。
写真はただ一枚、著者と馬が並んでにっこり笑ってる写真だけです。
いや、馬は笑ってませんよ。
乗馬の指導書で写真も絵もないとは、さすがイギリスと言っていいのかどうか、これしか読んだことがないから何ともよう言いません。
何ともよう言いませんが、ふつう写真か絵で説明すると思うんですが。
言葉だけで、馬に乗るときの人間の頭、尻、足の位置を説明するより絵の方が早いと思うんですが。
著者には何かの考えがあるんでしょうか。
「絵に頼るな!自分の頭で考えろ!」ということでしょうか。
あと、この本の印刷と製本がシンガポールというのも、へ~、と思いました。
中身はいろいろ勉強になります。
「人間から見ると、馬は大きくて力の強い動物だけど、馬は自分ではそんなこと考えてない。馬の自己認識は、自分たちはウサギと同じ弱い存在で肉食獣の餌食になる立場だというものである」
なるほどね。
「群れを作る動物として、馬は信頼できるリーダーを求めている。あなたも馬に信頼されるリーダーを目ざしなさい」
なるほどね。