若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

終戦記念日

子供のころ「戦争」の話はあまり聞いたことがなくて、自分が生まれる前に大変なことがあったんだなあという感じでした。

20歳以上年上の従兄がひとり戦死してますが遠い話でした。

 

大学受験の時、叔父の部下のYさんという方の家に泊めてもらった。

小学生の男の子と小さな弟がいた。

Yさんはまじめな公務員という感じでしたが眼光鋭かった。

元少年航空兵(?)でパイロットの訓練を受けていたと聞いてなるほどと思いました。

 

そのYさんが突然「キミは日米安保条約についてどう思いますか」と質問したんです。

答えに詰まってるとYさんは険しい表情になって「ボクはアメリカさんといっしょに闘うなんて絶対に御免ですね!」と吐き捨てるように言ったんです。

 

目からウロコというか実に新鮮に思いました。

こんな人はじめてだったんです。

良き家庭人であり良き市民であるYさんの激しい反米感情嫌米感情に意表を突かれたんですが、「こんな人がもっといてもおかしくないのに」と思いました。

 

鬼畜米英ですからね。

家を焼きまくられ同朋を殺しまくられたんですからね。

Yさんがふつうでしょう。

 

Yさんみたいな人がもっといるはずだと思いつつ今日に至る。