ユーチューブでイギリスの乗馬を見てます。
馬好きの人が自分のヘルメットにカメラをつけて走りまわって撮影した乗馬ビデオがたくさんあります。
若い女性が多い。
「キャーキャー、アハハ」と楽しそうです。
広大な緑の大地を走りまわってるんですが、いったいどういう土地なのか不思議に思ってました。
きのう見てたら羊の群れが現われた。
牧羊地のようです。
牧羊地を走らせてもらってるのか。
耕作地は走らせてもらえそうにない。
しかし、イギリスにはそれほどたくさんの広大な牧羊地があるのか?
調べてみました。
「イギリスの牧羊」で調べたら外務省のページが出てきたのでびっくりした。
「世界の国々」のなかの「羊の頭数の多い国」。
1位が中国で2位がインド。
人口じゃないですよ、羊ですよ。
中国は16億3千4百9十万頭だそうです。
3位がオーストラリアというのは納得ですが、イギリスはなんと10位で3千5百万頭、ヨーロッパのトップです。
日本は1万6千頭で、羊では世界では戦えない。
サッカーのほうが見込みある。
さて、羊と言えば牧羊犬です。
調べました。
イギリスには牧羊犬協会というのがある。
牧羊犬競技会というのがある。
わんちゃんが羊を誘導する技術を競うんです。
牧羊犬競技会はイギリス各地で年間400回ほど行われてる。
BBCテレビでも人気番組だそうです。
ユーチューブで見ました。
イングランド、スコットランド、ウエールズ、アイルランドの対抗戦でした。
牧羊犬の甲子園かな。
小さな犬が羊を追ってけなげに走りまわってました。
「仕事してます!」という感じの犬と、ぽよよ~んという感じの羊がいい取り合わせです。
羊にすれば、「おんなじ四つ足やのになんやねんこいつら」というとこでしょう。
家内が「ひつじのショーンみたいね」と言ったので「なるほど!」と思いました。
「ひつじのショーン」というイギリスの楽しいアニメがあるんです。
羊が主人公で犬が出てくる。
なんとも思わず見てたんですがイギリスの伝統的牧羊社会が背景にあるんですね。
今のイギリスの牧羊犬は、100年ほど前のロイとメグという夫婦犬の子孫がほとんどだそうです。
牧羊犬のかわりにドローンが使われ始めてるというのにはかっくんとなりました。