若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

グレートピレニアン

ウチの近所に、「シロ」という大きな犬がいる。

大人でも乗れるのじゃないかと思うような大きさの、真っ白い、ふさふさした毛の犬で、散歩させてるご主人に聞いたら、「グレートピレネー」という種類の犬とのことであった。

きのうテレビを見てたら、その犬が登場した。
世界遺産ピレネー地方の、自然や文化などを紹介する番組で、犬は、「グレートピレニアン」というのが正式名称のようだ。

「グレートピレニアン」は、ピレネー地方で、熊や狼から羊の群れを守る、牧羊犬として活躍した犬らしい。
ウチの近所のシロは、観賞に堪える見事な犬だが、番組で見た牧羊犬グレートピレニアンは、観賞用というより、「仕事しまっせ!」的雰囲気の犬であった。

熊や狼が減って、お仕事がなくなったので、純白で見事な体格の犬に変身して、ペット業界に進出したようである。

熊や狼は減っても、牧羊犬は今もいる。
小型の犬だ。
ピレネーの羊飼いも冷たいですね。
熊や狼がいなくなったら、小型に切り替えるなんて。
まあ、商売となるとなんでも難しい。

テレビの小型牧羊犬は、実によく働いてた。
立派なもんである。
けなげと言うかなんと言うか、こういう姿を見ると、ほろりとさせられますね。
羊から見れば、同じ四つ足のくせに、人間の手先となった憎いヤツかもしれないが。

羊飼いのおじいさんは愉快な人だった。
「たくさんの羊ですネエ」
「羊の数を早く数えるには、まず足を数えるんだ。それから、それを四で割るんだよ」

一瞬、おお!ピレネーの羊飼いの知恵!と思ってしまったではないか。
冗談好きのお茶目なおじいさんだ。

「グレートピレニアン」について、インターネットで調べた。
私は、「大型犬」だと思っていたが、「超大型犬」だそうです。
失礼しました。

熊や狼をも追い散らすほどの勇敢な犬なのだが、人間の子供や、他の動物の子供が好きなのだそうだ。
すばらしい!

私も、子供は好きだが、熊や狼を追い散らすようなマネはできない。
グレートピレニアンには負けました。