集合場所の公園についたらTさんの奥さんがつかつかと近づいてきた。
Tさんは自治会長を何期も務めた方でパトロール隊創設時の隊長でもある。
奥さんも自治会活動には積極的協力的な方です。
Tさんは私より10歳上で奥さんも似たようなとこ。
奥さんがバン!と言った。
「回覧板、見ました?」
「会長連絡費ですか?」
「1万円をいきなり3万円にするなんて上げすぎでしょ!連絡費がそんなにかかりますか!」
「・・・まあ・・・」
「パトロール隊のお礼が1000円ですよ!暑い日も寒い日も毎週歩いてですよ!」
「・・・まあ・・・」
「誰に言ったらいいんですか!?言わんとだめでしょう!」
「い、いや、私はよう言いません」(-_-;)
話を変えよう。
「うちの孫が小学校卒業しました」
「うちはひ孫が小学校卒業しました」
「ひ、ひ孫!一番上のお孫さんはいくつなんですか?」
「34です。私は49でおばあちゃんになったんですよ」
そういえば何年か前、Tさん夫妻が車でお出かけで、「どちらへ?」と尋ねたら、「孫に頼まれてひ孫の保育園のお迎えに」と言われてこけそうになったことがあった。
パトロールがすんで帰り道、90何歳かの女性Yさんが杖をついて歩いてきた。
「あ~しんど!」
「どうされたんですか」
「ひ孫が来てたんです。相手するのがしんどいしんどい」
ひ孫にどう対処するか、難しい問題である。