小学4年生のあきらくんが『乗り物図鑑』を見ながらいろいろ教えてくれた。
特急列車の名前とかよく知ってるもんです。
クルーズ船のページでその巨大化にびっくりしました。
日本でクルーズ船での旅が話題になるようになったのはいつごろでしょうか。
私たちの世代だと「クルーズ船」じゃなくて「豪華客船」。
「クイーンエリザベス号」の名前が子供心に焼き付いてます。
あこがれることさえできない雲の上の存在、じゃなくて波の上の存在、というとなんか情けないからやっぱり雲の上の存在。
さて、あきらくんの解説によれば最新の巨大クルーズ船はなんと22万トンで8千人が乗れるそうです。
あきらくんが熱く語るのを聞いてて先日ユーチューブで見た「嵐の中のクルーズ船」を思い出した。
大自然の恐ろしさを実感させる映像でした。
静かな海では堂々たる不沈艦巨大クルーズ船も嵐の海では木の葉同然。
震えあがるような映像がいくつもありました。
「あきらくん、クルーズ船に乗ったらダメやぞ」
「なんで」
「嵐になったらこわいぞ~!ユーチューブで見たんや。嵐の中のクルーズ船!もう、こんな感じやで!どど~ん!どど~ん!レストランの椅子やらテーブルやら、ザザ~!ザザー!てあっちへ行ったりこっちへ行ったりするんやで!グランドピアノもザ~~ってすべっていくしプールの水がザッブ~ン!ザッブ~ン!こわいで~!」
「まあ、めったにないことやから」
「何を言うてるんや!太平洋でも大西洋でも嵐がクルーズ船を待ち構えてるんや!嵐に狙われたら終わりや!」
「わけわからんわ」
「沈んだら8千人が死ぬんや」
「(写真を指して)ここに救命艇があるやろ」
「そんな小さな船に何人乗れるんや」
「おじいちゃん、クルーズ船が大きいから小さく見えるけどな、全員が乗れるようになってるんや。安全対策はちゃんとしてあるんや」
「そうか、浮き輪も8千人分あるんやろな。8千人分の浮き輪用意するの大変やな」
「ぷっ!浮き輪!?ライフジャケットやろ」
「やかましー!」