今日は乗馬。
橿原神宮前駅からクラブのマイクロバスです。
いつものメンバーのほかに男の子がいた。
バスで隣にすわっておしゃべり。
「何年生?」
「2年生」
「いつ始めたの?」
「9月から」
「きっかけは?」
「ゲームばっかりやってるからお母さんになんかしろって連れてこられた」
「子供のクラスで2年生が一番小さいくらいかな」
「う~ん・・・わからんなあ。何年生か聞くわけじゃないし、1年生でも大きい子はいるやろし5年生でも小さい子はいるやろ。わからんけどまあぼくが一番小さいかな」
おとなしそうな子だったので何を聞いても「ハイ」という返事くらいだろうと思ってたんですが意外に話が弾みました。
いろいろ質問してくる。
年を聞かれました。
「77歳」
「ふ~ん。いつから乗ってるの?」
「16年目」
「ふ~ん」
小2男子には77歳も16年目もあまりインパクトはないみたい。
次の質問。
「いつもバス?」
「そう」
「車は持ってないの?」
「持ってるけど馬に乗った後運転するのしんどいから」
「自動運転の車にしたらいいやん。『右』て言うたら右に行くような車」
「そんな車あるの?」
「ない。自分で作ったらええやん、大人なんやから」
「よう作らんわ」
「あ!サンタさんに頼んだらいいねん!自動運転の車くださいってサンタさんに手紙書いたらいいねん!」
「う~ん、サンタさんは子供にくれるんやろ。77歳って書いたらくれへんやろ」
「別にサンタさんへの手紙に年書かんでええやん。自動運転の車くださいだけでええやん。子供みたいな字で書いたらわかれへんで」
「そうかなあ」
「大人って何歳から?」
「18歳かな」
「18歳から大人か・・・厳しいなあ・・・」
「????」
話は変わる。
「なんで眼鏡かけてるん?」
「目が悪いから」
「なんで目が悪くなったん?」
ここで私はひざをばし~んとたたいて握りこぶしをぐっと突き出して「一生懸命勉強したからや!」と叫びました。
「あ~びっくりした。怒ったんかと思たわ。ば~んとたたいてげんこつ出したら怒ったんかと思うで」
「ごめんごめん。怒ったんとちがうねん。私は一生懸命勉強したんです!と言いたかっただけや」
前の座席の女性が振り向いて「盛り上がってますね」とニヤニヤ。
バスを降りるとき名前を聞きました。
「ぼく、名前教えて」
「苗字?」
「うん」
「う~ん・・・・・下の名前はふーま(仮名)」
個人情報の取り扱いについては心得てるようで頼もしいと思いました。