若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

エアロスミス『アメイジング』

古い日記を読み返してると、はっきりおぼえてることもあるけど、忘れてることも多いです。

忘れてても、たいていは、「記憶にはないけど、こんなこともあったんだろうな」と思えます。

ところが、2004年のことですが、日記には書いてあるけど、こんなことは絶対あったはずがない!という話が出てきて困ってます。

当時、ヤマハエレキギターを習ってたので、その関係の話題が多いです。

2004年8月に、ボーカル科の青年K君から、発表会でエアロスミスの『アメイジング』という曲を歌うのでギターを弾いてほしいと頼まれたと書いてある。

それを読んですぐ、「何かの間違いだ」と思いました。

そんな曲知らん。

当時、私にとってヤマハの発表会は一大イベントというか、まあ、たいへんだったんです。

発表会前練習から、本番までの様々なできごと、特に本番での大失態の数々が記憶に焼き付いてます。

K君は、絶叫系ボーカルで、地獄の狂獣と恐れられ、近づく人もなかったんですが、私のギターと名コンビということになってた。

彼とは何度もやりました。

エアロスミスの曲では、『クライン』『ラブインザエレベーター』『ロードランナー』の3曲です。

アメイジング』なんかやってません。

たぶん、私が曲名を書き間違えたか、K君が曲を変更したかだと思いました。

ところが、9月の日記に、「『アメイジング』練習中」の記事があり、10月には、「9月の発表会で『アメイジング』をやった」と書いてある。

これはもう、『アメイジング』をやったとしか言えない。

で、念のために曲を聞いてみました。

知らん。

ボーカルもギターも知らん。

なんだこれは。

困ったもんだと言いたいとこだけど、誰も困らない。

納得できません。

 

 

 

映画『大砂塵』

テレビで、西部劇映画『大砂塵』を見ました。

『大砂塵』て『大魔神』と似てるなあと思いながら見たんですが、タイトルが出た時、え?と思いました。

『JOHNNY GUITAR』というんです。

え?あれかいな?と思いました。

『ジャニーギター』という、私たちの世代には有名な曲がありますが、それかなと思ったんです。

タイトルにかぶさって『ジャニーギター』のメロディが流れてきました。

この映画の曲だったのか。

『ジャニーギター』を『大砂塵』という題名にするとは大胆ですが、『ジャニーギター』ではなんのことかわかりませんよね。

『大砂塵』でもなんのことかわからんけど。

『ジャニーギター』というのは、登場人物の名前というかあだ名というか、「ギター弾きのジョニー」です。

ここで、「ジョニー」「ジャニー」問題が発生しますが、ややこしいのでおいときましょう。

タイトルがちょっとややこしいですが、話はもっとややこしい。

主人公は「ビエナ」という女で、彼女に対抗するのが「エマ」という女で、女二人の対決という珍しい西部劇です。

このエマという女は、これまで見た映画の中で最低最悪の女でした。

主人公のビエナは、西部劇の女らしく、謎めいてます。

ジャニーギターという男も、西部劇の男らしく、住所不定職業不明の謎の男です。

二人の関係も謎めいてる。

かつては深い仲だったようですが、なんか知らんけど事情があって五年前に分かれた。

一人になったビエナは苦労に苦労を重ねて、酒場の主人になった。

射撃の名手だったジョニーはどういうわけか銃を捨ててギターだけを持ってる。

ビエナがジョニーを酒場に呼び寄せて五年ぶりに再会するところから映画は始まるんですが、いきなり火花が飛びちる感じで、呼んだのか呼んでないのか、お互い好きなのか嫌いなのか、何が何だかよくわからんうちに、ビエナの今の恋人ダンシングキッドが登場。

三角関係の話かと思ったら、キッドに思いを寄せるエマが登場して、四角関係の話になる。

あとは、テキトーな話というか無茶苦茶な話というか、西部劇ってこんなもんですかね。

ビエナは、はじめのうち女ガンマン!というりりしいいで立ちなんですが、途中から豪華ドレスになる。

たぶん、内面の変化を表してるんだと思いますが、クライマックスで、純白の豪華ドレスになったのには驚きました。

そこへ血まみれの男が逃げ込んできて、ビエナは床に座って男を介抱する。

あっ!純白のドレスが!という心配は無用です。

床に座ろうが血まみれの男を抱こうが、純白のドレスは汚れもせずしわにもならず、ピカピカのピンピン。

そのあとも、純白のドレスのまま、撃たれた男を介抱したり、馬に乗って逃げたり、藪にひそんだりするけど、純白のドレスはピカピカのピンピン。

そういうものなんだと思えば気楽に見てられます。

最後は、その他大勢はバタバタ殺されてしまって、なんか知らんけど、ビエナとジョニーが手を取り合ってにっこり笑ってたんで、お二人の行く手に幸多かれと祈りました。

きれいな色の映画でした。

 

 

 

馬と付き合う

私は、週一度乗馬クラブに行くだけなんで、馬と付き合ってるというより、馬と触れ合ってるといった方がいいかな。

クラブには、自分の馬を持ってる人もいます。

その人たちが話をしてるのを聞いてたら、馬との付き合いって短いですね。

十年か十五年ほどのようです。

馬は、二十歳というと高齢のようですから、短い付き合いといえば短い。

まあ、犬や猫でもそうですか。

そう思うと、人と人の付き合いって、けっこう長いんですね。

私が今現在付き合ってる友人で、五十年以上の付き合いはふつうです。

動物で五十年以上付き合えるって、あるんでしょうか。

象とか亀とか?

で、五十年が長いかというと、そうでもない。

すべてについて、「長いようで短いなあ」、というのが人間の時間感覚ですかね。

 

歩くのは体にいいのか

歩くのは体にいいそうです。

でも、歩けないときがある。

十年以上前ですが、腰が悪かった。腰痛です。

整形外科でも整骨院でも、歩きなさいと言われた。

で、歩こうとしたんですが、痛くて歩けない。

もともと、体を動かすのが好きな方じゃない。

乗馬を始めたのも、体を動かさなくていいからという、とんでもない理由です。

歩く気はあまりないです。

ジョギングやウオーキングの人を見ると、ぶっちゃけた話あまりいい気持ちはしない。

お隣のご夫婦は、歩く。

二人そろって毎日かなりの距離を歩く。

えらいなあと思ってましたが、目につかないように歩いてほしいと思ってました。

今日、お隣のご主人と会ったので、ウオーキングの話をしたら、もう歩いてないと言うんです。

ひざが痛くなったので歩けないと聞いて、「そうなんですか!」とうれしそうに答えてしまったんじゃないかと心配です。

ムリしない方がいいです。

最後のメール?

自治会の副会長の女性Aさんからメールが来ました。

来期への銀行引継ぎの件で問い合わせでした。

この一年、彼女からかなりの数量の「相談、問い合わせメール」を受けてますが、たぶんこれが最後のメールだと思います。

去年の一月、役員のお願いに行ったときの第一印象は、「いい人」という感じだったんですが、これほど責任感の強い、仕事をこなす人とは思いませんでした。

中学生と小学生の子供もいるし、正直それほど期待してませんでした。

ところが、会長が入院したこともあって、「実質会長」だったし、ほかの役員の分まで手伝って、たぶん、わが自治会始まって以来、これほど仕事をした人はいないんじゃないかと思います。

私はいつも、「テキトーでよろしい」とアドバイスしてたんですが、まじめでした。

いつだったか、電話してきて、自治会の「猛女」からきついことを言われたとかで泣き出したことがありましたが、それもなつかしい思い出です。

一年、早いです。

 

 

 

近道は近いのか

病院に車で行くんですが、近道や抜け道を教えてくれる人があります。

ふつうの道でいいと思いますよ。

「近道、抜け道ファン」というような人はいます。

仕事をしてる時、熱烈な「近道、抜け道ファン」が二人いました。

その人たちが教えてくれた道で、「近道」はなかったです。

「近道、抜け道ファン」というより、「細道、くねくね道ファン」といった方がいいと思いました。

あまり車の走らない細いくねくねした道を走ってると、近道してるような気になるんじゃないでしょうか。

私は、広いまっすぐな道が好き。

わが人生と同じである、というつもりはないです。

わが人生は細いくねくね道だったので、せめて車で走るときは、広いまっすぐな道を、というつもりもないです。

広い道をまっすぐ走って直角に曲がって走るのと、細い道を斜めにくねくね走るのと、そう変わらんと思います。

「近道」は、ほとんど趣味の世界だと思うんですが。

 

入院

家内が、検査のため入院しました。

一年ほどいろいろあったので、この際、しっかり調べた方がいいだろうということで入院することにしました。

朝、出発の準備をしてたら長女が来ました。

検査とのためは言え入院なんで、心配してくれたようです。

私の顔を見て、「しばらくひとり暮らしやなあ」と言うので、入院する母だけでなく、あとに残る年老いた父のことも心配なんだろう、食事の用意をしようかとか、洗濯は私がとか言うのだろうと思ったらちがいました。

「・・・あきら君の幼稚園の送り迎え頼もうかなあ」

あのね~・・・使わにゃソンという感じですね。

病室は8階の眺めのいい部屋でした。

家内は、「ずっとここに居ようかな」と気楽なこと言ってます。

係の人が昼食を持ってきてテーブルに置いたらすぐ看護婦さんが来て、「検尿お願いします」と言って検尿用の紙コップを昼食のトレイに置いていったのはちょっとどうかと思いました。