若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

鹿せんべい飛ばし大会

いよいよ明日はお待ちかね(誰が)、若草山山開き記念鹿せんべい飛ばし大会である。

昨日、尊師の直前特訓を受け、のども絶好調、腰の切れも抜群、万全の体調で本番を迎えることが出来たのである。

さて、山開きであるが、大体において天気が悪い。
去年など、直前までよい天気であったのに、私がステージに立つや、一天にわかにかき曇り、突如としてあやしき暴風がまきおこり、砂埃を上げ、鹿のフンを吹き飛ばし、雨は降りだすありさまで、「嵐を呼ぶ男鹿之助」名をほしいままにしたのであった。
これは、私に対する、三笠神社大明神の怒りの表れであり神罰と思われるので、今年は歌う前に、若草山頂上に登り、三笠神社でお払いを受けることになった。

去年はCDを即売するため、控えめに30枚用意したのであるが、13枚しか売れなかったので、今年はやめようと思っていたところ、きのう、若草山観光振興会から電話があって、CDを用意しろとのことなので、急遽製造に取り掛かった。
なにしろ、一枚一枚、心を込めての手作りであるので、明日までに十数枚出来ればよいところである。
このデフレの時代に一枚千円で売るというのだから、今年は4,5枚売れたらいいとこではないか。売り上げは、私の出演料代わりに観光協会に寄付しているのである。金を払って歌わせてもらっているという弱い立場である。

例年、予選前に一回、予選後に一回と、二回歌うのであるが、今年は不評のため、予選後の一回だけになった。
この、「予選後のステージ」というのは、参加者たちが昼食を食べに行ってしまうため、会場の若草山はほとんど無人になるのである。
ほとんど無人若草山に向かって、歌って踊るのである。むなしいと言えばむなしい、わびしいと言えばわびしいことであるが、精神修養にはなるのである。