若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

視聴率不正操作問題について

暗い、気の滅入るような事件が多い今日この頃、久々に明るく楽しい話題である。
視聴率調査会社の車を尾行して、対象の家庭に協力をお願いするというのが、なんとも言えずほほえましく、人間っていいな、と感じた。

ところが、何たることか、マスコミではまるで凶悪犯罪であるかのように扱っているではないか。
NHKまでも、ニュースで真剣に取り上げていた。せめてNHKには無視してもらいたかった。
そのために聴取料を払っているのではないか。

視聴率などというものは、カタギの人間がまじめに論ずるようなものではない。
どこかの会社が勝手にやっている商売である。
その数字でスポンサーがつくとかつかんとかいうだけの、テレビ業界の内輪の話である。
業界紙で取り上げればよい。

私は「視聴率」をバカにしている。
バカにしているものがコケにされるのは楽しい。
よくやってくれたと思う。
これに懲りずにまたやってもらいたい。

コマーシャルを見ていれば、あの業界がどんなものか分かる。
近所の酒屋さんが、いかに宣伝のためとはいえ、水着姿の「巨乳三人娘」をやとって、店先で「イエ〜イ!」と踊らせたりするか?
テレビはそれが「フツー」である。
まともに扱う方がどうかしている。

NTVの会長や社長のお詫び会見にも驚いた。
一見まともそうな人たちではないか。

テレビ局の会長なんていうのは、シマシマのブレザーに指輪ジャラジャラ、すりこ木のような葉巻をくわえて煙モクモクつばペッペというような男だと思ってた。

処分人事にはもっと驚いた。
会長が辞職、これは良い。

なんと副会長が社長に降格!
降格ですよ降格!
「社長」と「降格」を線で結んだら、小学校の国語の試験なら間違いなく×だ。
私は一瞬耳を疑った。

記者会見では記者も戸惑ったようで、会長に質問していた。
「『こうかく』とはどう書くんですか」
「『こうかく』とはこう書く」
「え〜かげんにしなさい!」
「ほんとにネッ!」

悪い例になるような気がする。
社長を務めて副会長になった人が、一年程すると、わざと悪いことをする。
責任を取って、社長に降格。
しばらくすると新社長就任にともない、副会長に昇格。
一年ほどしたところで悪いことをして社長に降格。

副会長→社長→副会長→社長→副会長(以下同文)
輪廻転生である。

これが原因でNTVは滅びるであろう!