若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

自転車タクシー

新聞に、「自転車タクシー登場」という記事。

かっこいい流線型の写真が出ている。
感無量である。

私は「自転車タクシー」というと「リンタク」を思い出す。
自転車で「人力車」を引っ張るようなものだった。
子供の頃、大阪駅周辺でよく見かけた。
敗戦後まもない、日本が「東南アジア」だった時代の話だ。

「貧しさ」や「汗」を思い起こさせる「自転車タクシー」が、おしゃれな乗り物になったのだろうか。
「おしゃれ」に見えるだけで、やはり汗まみれで稼ぐものなのだろうか。

昨日はヤマハの「模範演奏」
生徒募集説明会で「ルイジアナママ」を演奏した。
メンバーは、私と同世代のボーカルのYさん、ドラムのIさん、30代のベースのKさん。
各科の成績優秀者をピックアップした強力なバンドと言うわけではないのがさびしい。
ウデの方は二の次で、ヒマそうな出たがりに声をかけたのではないかと我が身を省みて思う。

このメンバーでは何度か演奏しているので気心も知れていて楽しい。
皆大人だからリハーサルでも誰が少々とちっても、「OK、OK!」である。
Yさんの歌が例によって大幅にずれても、「完璧!グ〜!」

本番ではYさんは予想通り、好調に歌い出し、好調に歌い進み、終わり近くでずれてしまった。
そして、これも予想通り、最後はぴったり終わった。
これは、メンバーが大人だから機転を利かせてYさんの歌に合わせたと言うより、Yさんの堂々たるずれ方に全員ずるずると引きずられてしまったのだと、我が身を省みて思う。

説明会には30人ほどの方が来ておられたが、私たちの演奏が、ヤマハポピュラーミュージックスクール生徒増加にいささかでも寄与することができましたならば望外の喜びであります。