若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

朝日新聞と東大寺と日本相撲協会に問う

大相撲春場所である。

会社の近くの神社に稽古場を構えていた春日野部屋が今年は来ない。
賃貸料が折り合わなかったそうだ。
なんとなくさびしいもんですね。

朝日新聞の記事。
「8日午後、人気力士高見盛関がお忍びで東大寺を訪れた」

朝日新聞に聞きたい。
「お忍びで」ってどういうこと?
「目立たないようにこっそり」ということですよね。
高見盛関がどうやって「お忍び」で行ったのか、写真またはイラスト入りで説明してほしい。

高見盛関は、初場所4勝11敗と大きく負け越したので、今場所の成績を占おうと東大寺でおみくじをひいたところ、「争いごとには勝つ」と書いてあったので大喜びだったそうだ。

日本相撲協会に聞きたい。
相撲は争いごとなのか。
若草鹿之助商店国技事業部の話では、相撲は争いごとなどではない。
八百万の神々の前で、国家安泰疫病退散五穀豊穣を祈って奉納する神事である。
横綱が締める綱はタダの飾りではない。
天照大神が天岩戸にお隠れになって世の中が真っ暗になったとき、再びお出ましいただくため岩戸に注連縄を飾り神々が祈った。
手力雄命が怪力で岩戸を引き開けて褒美にもらって身に着けたのがこの注連縄であり、「横綱」の由来である。
力が強いのが横綱ではない。
人々の安全のために力を尽くして祈るのが横綱なのだ。

次に東大寺に聞きたい。
私は宗教には詳しくないので間違っていたら申し訳ないが、おたくは仏教ですよね。
「争いごとには勝つ!」なんておみくじ、いいんですか。

東大寺でおみくじを引いたら、『争いごとはやめなさい』と書いてあった」というなら分かるんですが。
「争いごとを抱えているなら、般若心経を読みなさい」でもいいと思います。

「争いごとには勝つ!」とはどういうことですか。
管長、執事、長老、どなたでもよろしいが責任者の説明を聞きたい。

高見盛関が喜んだというのはもっともだ。
東大寺でおみくじをひいたら「争いごとには勝つ!」と出たのだ。
大仏様の保証つきだ。
連帯保証人は仁王様二人。
これはたしかだ!

記事は続く。
高見盛関は両目を閉じて大仏様に静かに手を合わせた」

片目を閉じて大仏様に手を合わせる人なんかいるのか。

細かいことを言うようですが、ここは
「目を閉じて」
でいいと思いますよ。