街を歩くと、スピーカーからいろんな声が聞こえる。
大売出しとかイベントの「お知らせ」が多い。
女性の声が多いように思う。
ほとんど聞き流す。
聞き流すというより、右の耳から左の耳へと抜けていく。
「お!大安売りか!行ってみよう!」というような経験はない。
きのう、阪急梅田駅付近を歩いているとき、スピーカーから聞こえてきた女性の声には、「お!」と思った。
よそ行きの、きれいな話し方である。
「・・・金持ちのパトロンに逃げられて・・・」
一瞬、「なんじゃ!?」と思ったが、すぐわかった。
宝塚歌劇の宣伝ですね。
ギクッとする文句だが、宝塚なのだから、きっと楽しい話なんでしょう。
さて、大相撲初場所千秋楽。
白鵬と朝青龍の横綱決戦だが、見たくないです。
土俵上で、浅ましい姿を見せ付けられるかもしれないから、決戦は見たいけど、がまんしよう。
新聞で、朝青龍の負けるところを見たいと言ってる人がいたが、そんなことは思わない。
スカッと勝つところを見たい。
しかし、にらみつけたり、勝負がついてるのに突き飛ばしたり、浅ましいところは見たくない。
それを喜ぶ客も見たくない。
執念か闘志か勝負魂か知らんが、稽古場だけにしてほしい。
土俵は、気は優しくて力持ちの男たちが、技と力を競う場であってほしい。
私もかなりの宝塚ファンかもしれん。
夢を見させてあげないと、金持ちのパトロンに逃げられますよ。