ひ〜〜〜こわかった。\(◎o◎)/!
地震さま、この場であなたを取り上げることはいたしませんので、その気持ちに免じて、今後私めにご配慮のほどよろしくお願い申し上げます。
三拝九拝。
のーまくさんだーまかろーしゃー。
ヒエロイムエッサイム。
朝、降りる駅でいつもいっしょになる若者がいる。
郵便局に勤めている人だ。
なぜわかるかというと、バイクに乗って配達しているのを見かけるからである。
金髪に近い茶髪で、いつもリュックをかついで、半ズボンにスニーカーという姿だ。
かなりの長髪である。
以前、郵便局の先輩と思える人が、この若者に、「髪の毛、切れよ。課長が、絶対切らすて言うてたぞ」と言っていた。
その時は「切りませんよ!」と言い返していたが、ほんとに長いままだ。
その若者が!
なんと今朝、黒っぽいスーツにネクタイ。
黒いかばんまで持っているではないか。
ぺちゃんこの、一目見て、何も入っていないと分かるかばんだ。
今日はどうしたんですか、と聞きたかったが、内気な私は聞くことができなかった。
何年か前のヤマハの発表会で、男子高校生トリオと知り合った。
練習で、二、三度いっしょになった。
発表会がすんでしばらくして、駅でその三人組に会った。
彼らは、背広姿の私を、「どこかで見た人だなー」と言う感じで見ていた。
すれ違う直前に分かったようで、声をそろえて
「ああ!今日は、どうしたんですか!?」と叫んだ。
「これがふつうや」と答えた。
私は、いつもサングラスをかけて、ぴちぴちジーンズをはいて、スリムな肢体をこれ見よがしに見せびらかしているわけではないのだ。
これも何年か前の発表会で、「スモーク・オン・ザ・ウオーター」をやったとき、高校生の女の子が歌った。
丸々とした小柄の子で、歌は迫力満点であった。
小型爆弾と言う感じだった。
発表会の後、会社の帰りに、やはり駅でその子とすれちがった。
このときは、制服姿の彼女を、私のほうが、「どこかで見た子だなー」と思って見ていた。
すれ違う時に気づいて声をかけたら、恥ずかしそうに会釈した。
この二人が、「スモーク・オン・ザ・ウオーター」を熱演したボーカルとギターだとは、道行く人は誰一人気づかなかったであろう。