若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

30年

この家に引っ越してちょうど30年。

引っ越すと同時にヤマハエレキギターを習い始めた。

同じクラスに中学2年生の男の子が3人いたんですがその子たちが今40歳を過ぎてると思うと不思議である。

中学生だったうちの娘たちが40過ぎてるんだからあの子たちが40過ぎてるのはあたりまえ。

30代の若者もいた。

彼らが今60代というのも不思議。

ベースのK君はどうしてるであろうか。

ひょろっと背の高い金髪ちょんまげの若者であった。

ブーツ、ベルト、財布など身に着けるものはワニとかヘビとか爬虫類系が多かった。

「役者してます」と言ってたけど仕事の話は聞いたことない。

実にまったく本当に気楽そうであった。

一度だけ「今テレビドラマの撮影してます」と言ったことがある。

日清戦争のドラマで、戦火の中を逃げ惑う中国人役だと言ってました。

ニコニコと「親は心配してると思います」と言ってた。

親を思う孝行息子ぶりもほほえましかった。

ベースはうまかった。

ノリノリのアクションで、音楽を楽しんでる感じ。

非常に気のいい人であった。

うまい人はうるさいことが多いけどK君はうるさいことは一切言わなかった。

私やボーカルのY森さんがどれほどこけようとだまってニコニコしてた。

だからヤマハの発表会のバンドでは引っ張りだこ。

一番出番が多かった。

いくら出てもカネにならないのが気の毒であった。

当時の中学生の40代の姿も想像できないけど60代のK君も想像できません。

30年で私の姿はどうなんでしょう。