若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

オロナミンC

「オロナイン軟膏」は物心ついて以来愛用しているが、「オロナミンC」には縁がない。
「オロナミンC」だけではなく、私には、「愛用」あるいは「常用」の薬、栄養剤、サプリメントその他の気休め的元気付け、はない。「オロナイン軟膏」は私にとっては化粧品である。

電車に「オロナミンC」の広告。

「オロナミンC」の「C」は、ビタミンCの「C」だそうだ。
レモン11個分のビタミンCが入っていると書いてある。
こう書かれると私は警戒してしまう。
レモン11個も食べてだいじょうぶか。
「過ぎたるは及ばざるが如し」を戒めの言葉としている私にとって、「11個」は警戒水位を超えている。

しかし、「11個分のビタミンC」が身体に吸収されるとは書いていないから、だいじょうぶかもしれない。
ひょっとすると、「11個分」はおしっこといっしょに全部出てしまうのかもしれない。「C」はおしっこの「しー」かもしれない。
あるいは、「11個分のビタミンC」は、おしっこといっしょに出るとき、他のビタミン、AやDやEなどと化学的に結合して、つれて出るかもしれない。
要注意だ。

広告には、「Bでもあります」と書いてある。
ビタミンCだけでなく、B2やB6も入っているというのだ。
引っかかるのは、「たまねぎ10個分のビタミンB2」と書いてないことだ。
「C」を「レモン11個分」と書きながら、B2、B6は数字なしでは、申し訳程度に入っているのだな、と邪推してしまう。
無用の誤解を避けるため、「ヤツメウナギ8匹分」とか具体的に書いたほうがいい。

次に「無着色」と書いてある。
「オロナミンC」の色は、ビタミンB2の色だそうだ。
ビタミンB6の色がどんな色か気になる。

最後に、「オロナミンC」は飲んだ人が皆ご機嫌になる、と書いてある。
かなり危険な飲み物のようだ。
やはり、「オロナイン軟膏」だけにしておこう。

「オロナミンC」と「リポビタンD」はどちらがきくのだろうか。

若草鹿之助商店CM事業部から、効率のいいCMのご提案。

つり橋から落ちそうな仲間を助け上げる若者が、「ファイトー!いっぱあ〜〜つ!」と叫んで、「リポビタンD」を飲む。
助け上げられる若者は、「元気、はつらーつ!」と叫んで「オロナミンC」を飲む。

役割は一週間交代。