若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

広告

近畿日本鉄道奈良線を利用していて、駅の広告が減っているのに気づく。
奈良交通バスの車内の広告も減っている。

広告なんかなくてもいいのだが、駅やバスの車内に、広告用のワクが用意してあるのに、それがむなしく空いているのを見るのはさびしく、貧しい感じがするし、この先日本はどうなるのか、と心細くなる。

朝降りる駅で気づいたこと。
大阪方面行きのホームの広告は激減している。
半分くらいしか埋まってない。

ところが、奈良方面行きのホームは空きがない。
なぜか。

大阪へ行く人が多いからだ。
向かい側の奈良方面行きの広告を見る人が多いからだ。
同じ駅なのに、大阪行きと奈良行きではこれだけの差がある。

小泉改革がもたらす「格差拡大社会」というひずみが、このようなところにもはっきりと見て取れる。

電車やバスの胴体の広告は増えている。
ハデでよろしい。
品はないけれど、なんだか元気な電車という気がする。

ウチの近くにゴルフ場がある。
ゴルフをしないのでよく知らないが、関西の名門コースだそうだ。
道路沿いにあるので、緑が豊かでいい。

ところが、最近その道路沿いの部分に、でかい立て看板が十個くらいできた。
いろんな広告が並んでいる。
「名門」にふさわしくない。
「名門」でゴルフをする人には見えないからいいのだろう。
せこいぞ!名門奈良国際ゴルフ場!

どこでも広告だ。
あとは教科書くらいだ。
義務教育の教科書に広告を掲載することを提案する。
教育予算がかなりけずれる。

小泉首相が、クールビズで「クロネコヤマト」のロゴ入りTシャツを着るのもいいだろう。
首相のマスコミへの露出の大きさから言って月給分は楽に出るはずだ。
大臣の給料は、各自が広告塔になってまかなうというのもいいかもしれん。

民間の活力を大いに利用してもらいたい。