3月20日から、近鉄と阪神が、大阪の難波でつながって、奈良から三宮まで直通で行けるようになった。
今日、難波へ行くのに乗った電車は、奈良発三宮行き快速急行だった。
難波で降りたとき、どれくらいの人がそのまま乗っていくのか確認した。
これまでは、難波が終着駅だから、全員降りた。
今日もほとんど降りるのではないかと思ったら、大勢の人がそのまま乗って行ったので安心した。
私が近鉄の心配をする必要はないのだが、まあ、これならつなげた甲斐があったというものだ。
さて、帰りに難波駅から奈良行き快速急行に乗るとき、がっかりした。
難波が始発駅ではなくなったのだ。
別に、難波駅のために気を使ってやる義理はないのだが、なんだかさびしい気がした。
三宮には思い出がある。
小学校の遠足で、バスで神戸方面に行ったときのことだ。
バスガイドのおねえさんが、このあたりはお酒を作るので有名ですと説明した。
「お酒飲みにはうれしい地名があります。西宮、三宮、灘です。どうしてうれしいかというと、(おねえさんは、ここから声を張り上げて、歌うように)西宮〜、西宮〜、二升飲めや〜、二升飲めや〜。三宮〜三宮〜、さあ飲めや〜、さあ飲めや〜。灘〜灘〜、タダ〜タダ〜」
これは、うけませんでしたね。
おねえさんは、若草山での私みたいな状況で、気まずそうであった。
私は、子供心に、おねえさん、小学生の遠足にはちょっと不適切なのでは、と思ったのであった。