若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ヤマハボーカルデイズ

昨日は、午前中、「なかよしファミリー劇場」で紙芝居と人形劇を見て、昼からは、ヤマハのボーカル科の発表会のビデオをとりに行った。

ヤマハボーカルデイズ」というのは、ヤマハの難波センターボーカル科の生徒の年に一度の発表会で、審査があって賞品も出る。

ヤマハとしては、客の前で、生徒に日ごろの練習の成果を発揮してもらって、新たな生徒集めにつなげようということも考えていると思う。
歌だけでなく、ステージパフォーマンスも採点対象になる。
ヤマハで習えばこれだけうまくなり、これだけかっこよく歌えます、とアピールしたいのである。

ボーカル科の先生達も、その趣旨に沿って、この日のために、歌にダンスに特訓を重ねるのであるが、ただ、わが尊師だけは、その趣旨を無視してというか、コケにしてというか、ヤマハでボーカルを習うとこんなことになってしまうのか、というような生徒を平気で出演させる。
また、そういう生徒が尊師のクラスに集まるのである。

今回の見ものは、熟女U山さんと、どて君が歌う「愛の奇跡」であった。
どて君は青年である。
青年にも、好青年、美青年などいろいろあるが、どて君は、珍青年といえる。

一言で言うと不器用な人である。
不器用にも、手先が不器用、生き方が不器用など色々あるが、彼は存在そのものが不器用と言える。
立っているのを見ても、不器用な立ち方だなと思う。

彼が、デュエットで「愛の奇跡」を歌って踊るというのだから、結果は目に見えている。
白のタキシードを不器用に着ている。

U山さんは、黒いタイトなドレスに商店街の年末大売出しの飾りみたいなのをまきつけていたが、タイトなドレスを買ったのか、着たらタイトになってしまったのかはよくわからない。
肌もあらわというより、腕もあらわという感じのするドレスであった。

以前から、「女の細腕」というのはどういう意味かと不審に思っていたが、ヤマハで女性たちをビデオをとるようになってますますわからなくなった。

テレビで、「細腕繁盛記」が始まった。
昔人気があったドラマだ。
主人公は加代という。
私の妹は加代子という。
妹が大学のとき寸劇の主人公に抜擢された。
タイトルは「太腕繁盛記」。

何の話か。
ボーカルデイズだ。

「愛の奇跡」であるが、午前中に見た「なかよしファミリー劇場」のマリオネットのほうが動きが自然だと思った。