きのう、帰りの電車の中で、男の子が泣いていた。
お母さんのひざで、お母さんに抱きついて泣いていた。
「いたい〜〜!いたい〜〜!ふんぎゃ〜!」と泣いていた。
どこが痛いのか知らんが、まあかわいいもんだとはじめのうちはほほえましく感じていた私であるが、20分間、途切れることなく、エンエンと、疲れることも知らぬかのように絶叫し続けたのには参りました。
聞いてるほうが疲れる。
完全な第三者として、聞いているだけでも疲れるのであるから、さぞやお母さんは参っているであろうと見れば、「肝っ玉母さん」風の人で、ニコニコと、「そう、痛いの。はいはい。痛い痛い」と、これまた20分間途切れることなく、エンエンと、切れることも知らぬかのようにあいづちを打っていたのは立派であった。
我が家でもこういうことはあった。
「泣く子と地頭には勝てぬ」
子供三人に思い知らされましたね。
地頭というのはよほど恐ろしい存在だったのだと思った。
きのうの電車に乗り合わせた人たちも、その言葉を思い起こし、日本史の復習になってよかった。
今朝のNHKテレビのニュースで、五木ひろしの公演を取り上げていた。
朝のニュースで、五木ひろし公演?
国立劇場で公演というのが話題なのだ。
国立劇場は、伝統芸能の聖地と言われているらしい。
歌手が公演するのは五木さんが初めてなのだ。
五木さんは、演歌が歌舞伎に負けないような存在となるようがんばりたいと語っている。
私の予言の正しさが証明されるようでうれしい。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=308273&log=200501