若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

発表会

昨日のヤマハ発表会は、奈良を代表するおしゃれなライブバー「Y&Y」で、超満員の客を集めて行われた。

立錐の余地のない会場で、尊師は、壁にへばりつくようにしてビデオ撮影。
遠路はるばる大阪から、熟女U山さん、セレブマダムリンダさん、珍青年どてくんが、応援に駆けつけてくれた。

三人が来てくれてるよと報告したら、ウチのハッピーベースマンK君、と特に名を秘すまでもないノーテンキ黒沢が、「ウヒャ〜!ボクのファンがますます増えてきたな〜!」と頭のてっぺんから声を発して喜んだ。

第一部は、あっという間に終わって、第二部、ウワサの小学五年生、天才ギター少年N君登場。

N君は、二曲弾きまくった。
二曲とも難しそうな曲だった。
こういう曲を弾きまくられても、うらやましくもなんともない。
全然弾く気がしないから、平気である。
しかし、小学生がこういう曲を弾きまくるのは、可愛げがないのはどうしようもない事実だ。

弾きまくるだけでも可愛げがないのに、曲にあわせてギターをかえるというしゃれたまねをしたので、憎さ余って憎さ百倍であった。

満場の拍手喝采を受けてうれしそうにステージを降りるN君と入れ替わりに私がステージに立つ。
「いくらうまくても子供は子供、さあ、おとなのギターをじっくり聞かせてもらおう」という聴衆の期待をひしひしと感じる。

N君に続いて私を出すというのは、毎回司会役のドラム科のH先生のアイデアだった。
第二部の始まる前に、私はH先生に、「ヤマハで長年まじめにやって来たのに、こんな嫌がらせをされるとは思いませんでした」と、涙ながらに抗議しておいた。

さて、「ベンチャーズメドレー」であるが、恐れていたことがおこった。
ドラムから始まる。
ドラムのIさんが、猛スピードでたたき出したのだ。
Iさんは、元曲のスピードに気を使わない。
これまでも、本番では速くなることが多かった。

だから、練習の時何度も、本番で速くたたかないでほしいとお願いした。
メドレーの最初の曲は、「ウォーク・ドント・ラン」ですよ。
つっぱしっとるやないか。

あれほど頼んであったのに。
くそ〜!負けてたまるか!
私も必死に速く弾いて、ドラムを追い越したと思ったら、Iさんがまた負けん気を出して私を追い抜いたので、ドラムとギター、どちらが先に駆けつくかの競争のようになった。