若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

想い出のサンフランシスコ

古い8ミリフィルムの整理を始めた。

フィルムからDVDに記録する。
かなりの量のフィルムがあるので、そういうサービスを利用すると高くつく。
どうしたらいいか考えていた。
高校時代の友人で、家電販売のベテランT君が、8ミリフィルムを映写して、それをビデオカメラで撮影して、それをDVDにダビングすればいいという。

うまくいったらもうけものだ。
映写機を引っ張り出して、久しぶりに「上映」しようとしたが、フィルムを送らない。
スイッチを入れたり切ったりしていたら、煙が出てきた。

8ミリ映写機の修理をするところなんかないだろうな、と思った。

「あるよ」と家内が言う。
インターネットで調べたら、あったというのだ。
パソコンオンチの家内にしたら上出来だ。

なるほど、何軒もありました。
私のように、昔のフィルムをもう一度、と考えるおじさんがふえていて、結構修理の依頼があるのだろう。

ウチの映写機は、「エルモ」というメーカーの製品だ。
「エルモ」に頼むのが一番確かだろう。
早速「エルモ」に宅急便で送ったら、あっという間に修理して宅急便で送ってきた。
30年前の映写機の修理。
この世はうまくいっている、という手ごたえを感じた。

映写した画像をビデオで写す作業は、順調に進行中である。
画質は、「家族の記録」として満足できる。

きのうは、父と母の、ハワイ、メキシコ旅行のフィルムを見た。
1979年。
一度は見ているはずだが、まったく記憶にない。

上映開始。
うわっ!
いきなり、サンフランシスコの町を行く母が登場。

母は、サンフランシスコの町を歩くのが似合わないと思った。
市場に買い物に行くのが似合ってる。

メキシコ有数のリゾート、アカプルコも似合わない。
だいたい、母は旅行が好きではない。
女の使命は家を守ること。
親に従い夫に従い子に従う。
婦道の鑑である。
夫に従って、ハワイ、メキシコなのであるが、海外旅行より、節約倹約が生きがいなのだ。

せっかくの旅行もあまり楽しくなさそうだなと思って見ていた。
と、突如、大胆なノースリーブドレスの母が!

夫の指示に従ってノースリーブドレスを着用、夫の指示に従ってワイキキの浜辺を歩いてました。

30分の上映中、父の姿は一度も映らなかった。(-_-;)
父は、母に写せと指示しなかったようだ。