若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

なつかしの映像

昨日、久しぶりで8ミリ映写機を引っ張り出した。

長女と次女が小さいころの姿は、8ミリフィルムに記録してある。
私たち夫婦の結婚式や、新婚旅行も、8ミリフィルムにある。(*^_^*)
それを、ビデオテープ化できないかと思っていた。業者に頼むと、高くつく。友人のT君が、映写して、その画像をビデオカメラでとればいいという。
ほんまかいな。やってみようと、映写機を設置、フィルムのセット方法も忘れてるので、説明書を見ながら、あれこれやったけど、ランプが点灯しない。
スイッチを入れたり切ったりしてると、なんかにおいがしてきた。
と、映写機上部から、煙が!
うわっ!というわけで、あわてて中止。

前に、8ミリフィルムを映写したのは、十年ほど前だろうか。若きパパである私が、長女と次女を同時にびゅんびゅん振り回してる姿を見て驚いた。
私に、そんなパワーがあったとは。
私にも、若きパパだった時があるのだ。
はじめから、イケメンナイスミドルだったわけではない。

30年ほど前の映像を見ても、なつかしさは二級だ。以前、テレビで古い日活青春映画を見たことがある。「明日は咲こう花咲こう」だったか。

吉永小百合が、明るくけなげな紡績女工を演じていた。私が高校のころの映画だ。なつかしさ一級であった。

わが社の取引先の、某大繊維メーカーの若い営業マンが、自社の古い工場の女子社員寮に驚いていたのを思い出す。そのメーカーには、各地の工場に、繊維産業華やかなりしころの女子寮が残っているのだ。
せまい部屋の両側に二段ベッドがあって、空間はほとんどないそうだ。
「モノなんか、な〜んにも置けないじゃないですか」

そのメーカーは、二十年ほど前まで、女子社員の終業時刻は四時半だった。
女工さんが、夜学へ行く時代の名残だ。

テレビで、「三丁目の夕陽」を見たが、全然なつかしくなかった。なつかしくないというより、すべてウソだという気がして見ていられなかった。

たまに、中国やインド、イランなどの映画を見ると、「現代モノ」なのに、なつかしい。「ウソ感」がない。

中国は、まあ、漢字のふるさとだからまだしも、インドやイランがなつかしいと感じるのはヘンではなかろうか。

インド育ちでもないのに、なぜなつかしい?