私たちが子供のころは、ジグソーパズルというのは、それほど普及していなかったと思います。
遊んだ記憶はありません。
紙加工関係の技術の進歩で、どこでも見るようになった。
子供が遊ぶのはいいんですが、「キーッ!」となられると困ります。
ウチの子供たちの小さい時も、ジグソーパズルで遊んでて、とちゅうで「キーッ!」となって、怒り狂ってくずかごにぶち込むというようなことがありました。
まあ、なつかしい思い出と言えないこともない。
今日、幼稚園年中さのんゆうちゃんがやって来た。
風邪で幼稚園を休んでちょっと元気がない。
ゆうちゃんがちょっと元気がないというのは、平均的国民レベルで言うと、かなり元気です。
何をしようかということになって、ジグソーパズルがいいということになった。
あわてて探しました。
子供向けの「アナと雪の女王」と、おとなむけの「日本地図」のジグソーパズルがあった。
ゆうちゃんに、「アナと雪の女王」をやるようにすすめた。
ところが、ゆうちゃんは、「日本地図」をやるという。
イヤな感じ。
こっちは、「キーッ!」となりやすいタイプなんです。
まず、台紙がない。
日本地図の絵を見ながら、テーブルの上に並べていくんです。
だから、くずれやすい。
キーッ!となりやすい。
そして、都道府県の形が、実に写実的に、細部まで忠実に切ってある。
だから、はまりにくい。
キーッ!となりやすい。
できれば、「アナと雪の女王」にしてほしかった。
ゆうちゃんが、キーッ!となりませんようにと祈りながら見てました。
ゆうちゃんは、やる気満々だけど、どこから手を付けていいかわからない。
悩んでいるので、アドバイス。
まず、北海道。
あとは・・・う〜ん。
はめにくく、くずれやすい日本地図ジグソーパズルを、キーッ!とならずになんとか完成にこぎつけた二人をほめてほしいと思いました。
ゆうちゃんが帰った後、パズルを片付けようとして、なんたることか、「アナと雪の女王」をバラバラッと床に落としてしまった。
バラバラ。
原状復帰して元に戻すのがエチケットと思い、したくもない「アナと雪の女王」ジグソーパズルに取り組んだのであった。
美術予備校に行く時間を気にしながらしたくもない「アナと雪の女王」ジグソーパズルに取り組むのは、実にキーッ!となる作業であった。