客の心をつかむ短い言葉。
乗馬クラブで、最初の日、何度も「暴れん坊将軍のように」という言葉が出た。
二回目のインストラクターも、暴れん坊将軍を再三口にした。
「いずれ、暴れん坊将軍みたいに乗れるようになりますから」
「若草さんも、そのうち暴れん坊将軍みたいに、さっそうと・・・」
「目標は暴れん坊将軍ということで・・・」
ここは、「暴れん坊将軍」と提携しているのか。
まあ、名前くらいは知ってますよ。
暴れん坊将軍が、馬に乗って走り回るシーンが有名なのだろうか。
私が、暴れん坊将軍にあこがれているように見えるのか。
私が、松平健、杉良太郎、里見浩太郎系の男に見えるのか。
この乗馬クラブの会員の7割は女性だそうだ。
女性に対しても、「暴れん坊将軍」を持ち出すのだろうか。
若い女性が、「いずれ暴れん坊将軍みたいに乗り回せるようになりますよ」てなことをいわれて喜ぶであろうか。
やはり、おじさん専用のキャッチコピーでしょうね。
お手数ですが、私みたいな、シティセンスあふれるイケメンナイスミドルのためのキャッチコピーも用意しておいてもらいたい。
キッズコースというのがあって、子供の姿も見かける。
さすがに、子供には、暴れん坊将軍とはいっていなかった。
甘えん坊将軍といっていた。