「金融工学」というと、金を溶かしてハンマーでたたいたりするような、鍛治屋さんに近い仕事のように思えるかもしれないが、そうではない。
似ているところもある。
どちらも大やけどをする危険性がある。
どちらも汗をかく。
鍛治屋さんは玉の汗を流し、金融工学の人は、脂汗または冷や汗だ。
「金融日記」というブログがある。
「サブプライムローン」で検索したとき読んだ。
もちろん、何を書いてあったか忘れたが、金融とか投資にくわしい人だと感心した。
事のついでに報告しておきますが、「サブプライムローン」について検索して、私の一番役に立ったのは、NHKの「子供ニュース」の解説でした。
「金融日記」を久しぶりに読んだ。
今回はじめて経歴を見た。
米系投資銀行勤務、「理系出身の藤沢数希が、ファイナンス、経済、投資、金融工学について日々徒然と書き綴る」
くわしいはずだと納得しながら読んで驚いた。
藤沢さんは、この数ヶ月、ブログを書くのをやめようかと悩んでいたというのだ。
やめたいのならやめたらいい。
それは驚くようなことではない。
なんと、実生活で怖い体験をして、やめようかと悩んでいたのだ。
なぜ怖い体験をしなければならないのか。
真実を書きすぎるからだそうだ。
真実を書かれると具合の悪い連中がいる。
なるほど。
そういうこともあると思う。
何せ巨額の金が動く世界だ。
競馬の大穴で千万とか、宝くじで何億とかいうのとけたが違う。
身の危険を感じるといわれても驚きはしない。
驚いたのは藤沢さんの告白だ。
「僕は自然科学の研究者として訓練を受けたせいか、それとも生まれながらの性格なのか、僕には物事の本質的な部分が人よりもたくさん見えてしまうのです」
そ、そうなんですか。(-_-;)
こういうことをさらりといえるのはすごい。
「自然科学の研究者としての訓練」
「生まれながらの性格」
二つに一つ。
さあ〜!どっち!?
あのねー、そんなもんで、物事の本質が見えるんか。
物事の本質的な部分が見えてしまう生まれながらの性格って・・・(>_<)☆ミй★
先日、「理系の優秀なアホ」という言葉を使ったが、家内に、そんな品のない言い方をしてはいけませんと怒られた。
で、「理系の優秀なアホ」という言葉は使わないことに決めた。
さて、藤沢さんのような人のことをなんというべきか。