若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

忘年会

きのうは、高校時代の友人7人で忘年会。

いつものとおり、近鉄上六駅地下改札口、10分間理容チェーンQBハウス前で待ち合わせる。
もうちょっとマシな待ち合わせ場所、たとえば時計台前とか、花壇まえとかがないかと思うが、いつも10分間理容チェーンQBハウス前だ。

待っていたら、K君が急ぎ足で現れて、「行こ行こ!先に場所、押さえとこ!」と、全員そろわないうちに出発。
12月19日の金曜日、忘年会のピークで、どの店も人であふれているという。
なるほど。
私みたいな、忘年会無縁人間には、そういう気は回らない。

とりあえず4人でいつもの店に急いだ。
ところが、店は、ガラガラであった。
かっくんとなった。

いや、いくら忘年会のピークとはいえ、私たちの行く店は、金額的にも、ふつうのサラリーマンが気軽に入れるような店ではなく、大阪のセレブが集うハイソなお店だから、すいているのだろうと思う人がいるといけないから断っておきますが、大衆串カツ屋ですよ。

大衆串カツ屋が、12月19日の夜、なぜガラガラなのか。
食中毒を出したとこだから、ではありません。
安いだけでまずいから、でもありません。
なぜかわからない、と店の人も不思議がるガラガラであった。

集まった男の一人は現役不動産業、一人は現役の先生、二人は現役のサラリーマン、女性の一人は現役のジュエリーデザイナー、一人は現役のバイク店経営者と、皆さん単純な生活で、私みたいに、現役の騎手兼現役料理人兼現役画家兼現役ギタリストという超多忙な生活を送っているものから見ると、うらやましい限りである。

私以外の男四人は、かなりアホな人たちで、類は友を呼ぶのたとえどおり、高校時代からの仲良しグループだ。
私はグループ外だったのだが、彼らのお目付け役というかアドバイザーというか、まあ三顧の礼で迎えられて、そういう立場で付き合っているだけだ。

付き合えば付き合うほど、彼らが表面的なアホでなく、シンまでアホだということがわかってくる。
汲めども尽きぬというか、たたけばほこりの出る身体というか、実に味わい深いです。

きのうは、彼らの自動車旅行の話で驚いた。
何度も死にかかってる。
四人そろって60過ぎまで生きたのが不思議である。
一流大学出の暴走族だ。

彼らのグループに引きずり込まれなくて良かったと、つくづく思った。