きのうは、T美術研究所。
通い出して7回目で、「基礎形態」を卒業して、いよいよ石膏デッサンです。
本来、この研究所の「社会人カリキュラム」では、球体や円柱、立方体などの、いわゆる「基礎形態」を20回やってから、石膏像のデッサンに進むのが決まりだ。
それを、私が、「球や立方体みたいな面白くないものは描きたくない!すぐ石膏像を描きたい!」と散々駄々をこねたので、先生が仕方なく、「速習」にしてくれた。
球や立方体を描くのは、思ったほど面白くないものではなかった。
何でもやってみるもんですね。
初石膏は、「なんとかのビーナス」。
さすがに、球や立方体より、はるかに難しかった。
「今日は口出ししませんから、思い通りに描いてください」といわれたけど、なんにせよ思い通りにできることなど、まあないわけで、どうすればいいのかわからないまま、3時間が過ぎた。
「基礎形態をしっかりやるべきだという先生の主張は、正しいです。先生!基礎形態を一からやり直させてください!」といおうかと思ったが、やめた。
仕上がったのを見て先生は、「ふむふむ。では、来週から、びしびし言わせてもらいます」
よろしくお願いします。
毎週同じ時間に、受験生3人と、社会人が何人かいる。
40代と思える女性は、「色彩構成」の勉強をしている。
先生と彼女の会話を聞いてびっくり。
先生は、ジャズのドラムをたたき、彼女は、ジャズボーカルを、私と同じ西大寺のヤマハで習ってるというのだ。
私が、西大寺のヤマハで、エレキギターを習ってるといったら、先生は、「あ、やっぱり!いや、若草さんは、なんか音楽やってはるんじゃないかなと思ってたんです」
そ、そうでしたか。
ぱっと見た感じが、ミュージシャンなんですネ。