仕事をやめて、丸二年たった。
仕事をやめたら、本をたくさん読めるぞ!と思っていたけど、読む量は減ってます。
意外です。
お稽古事に追われて時間がないということもある。
仕事に追われるかわりに、お稽古事に追われるようになってしまった。
目が疲れる、集中力が続かなくなった、ということもある。
となると、これまでのように、適当に手当たり次第に読まず、厳選して読むべきであるが、できない。
誰だったか、出版後十年以内の本は読まないといった人がいる。
なかなかの見識である。
が、マネはできない。
本屋で立ち読み。
いつも「売れっ子」がいる。
いや、売れてるかどうかは知らないが、本屋の棚でよく見る名前がある。
勝間和代さんは、最近の売れっ子だ。
たくさんの本を次々と出版している。
売れっ子としては、出版社から頼まれると、断りきれないのだろう。
勝間さんのベストセラーの一つに『断る力』というのがあったはずだ。
勝間さんには、断る力がないのではなかろうかと心配になる。
今日入った本屋に、『深海魚は海を知らない』という本があった。
そんなバカな、と思ってしまう。
深海魚に失礼ではないか。
と思ったが、この本は、魚類の本ではなくて、哲学の本らしい。
深海魚に失礼だと思ったのは浅はかであった。
哲学の本に深海魚。
深いです。