「初スカイプ大成功」の余韻さめやらぬまま、「スカイプ2」。
とはいうものの、やはり相手がない。
また、次女の会社の先輩、とは思ったが、ちょっと気が引けるので、やめとく。
一番接続できる可能性があるのは、ズバリ、ミャンマーでヒマをもてあましている、妹の主人だろう。
呼び出してみると、返事はあるが、やはり接続が悪い。
しかたなく、東京の妹を呼び出してみる。
夫婦そろってヒマをもてあましているようで、妹もすぐ画面に登場した。
いやー、このトシになって、兄妹で、スカイプ対面とは感慨無量である。
インターネットで、メールを始めたころ、妹とよくやり取りした。
似たもの兄妹で、二人とも、どうでもいいことをだらだら書くのが得意だから、激しくやり取りした。
そのころは、中高年でメールというのは珍しかったのか、妹が友達に、「メールはしょっちゅうしている」といったら、びっくりして、「メールって、だれと?」と聞かれたので、「兄と」と答えたら、「え〜、おかしいのとちがう?」といわれたそうです。
前期高齢者兄妹でスカイプも、おかしいかもしれない。
メール同様、どうでもいいことをだらだら話した。
妹は、ミャンマーの主人が、ヒマをもてあまして、ひんぱんに、執拗にスカイプを仕掛けてくるので困るとぼやいてた。
カメラを設置してないときは、寝転がって相手をしてたが、今はそうもいかないのでほんとに困るそうだ。
私が、「ミャンマーのホテルからの夜景を見せてもらった」といったら、「それ、得意技!」と笑ってた。
次に、姪を呼び出した。
両親同様、ヒマをもてあましているのか、姪もすぐ画面に現れた。
それも、「ドアップ!」で登場した。
「毛穴のトラブル無料相談室的ドアップ!」である。
ドアップ!のうえ、顔が暗い。
照明を調整して、カメラから遠ざかるよう指導した。
それで、見やすくなったが、背景の壁が、グレイ一色で殺風景だ。
スカイプをするときは、明るい柄のある壁面に移動するよう指導した。
世話の焼ける姪だ。
姪も、父親がミャンマーからしょっちゅうスカイプを仕掛けてくるので困るという。
「おじちゃん、おとうさん、ホテルからの夜景見せなかった?」
「見た見た!」
「あははは」
ミャンマーのホテルでくしゃみしてますよ。