ホンモノの能面は、見たことがあると思います、という程度の「能面素人」です。
きのう、カルチャーセンターに行ったら、「能面製作クラス」の作品展をやってた。
ずらりと並んだ生徒作品は、私なんかには、「国宝です」「重要文化財です」といわれてもわからないほどの出来栄えでした。
自作の「般若の面」をかざりつけてた老婦人に話を聞いたら、「お恥ずかしいお目汚しで」とのことで、プロの作品と並べたら、一目で違いがわかります、とのことであった。
それはそうだろうな、と思いつつ、ショウケースに飾られた講師の作品を見たが、何度見直しても、違いがわかりませんでした。
桧を彫って面を仕上げるのは、かなり難しそうに思うのだが、簡単なんでしょうか。
以前、奈良で、アマチュアの仏像展を見たときも、素人で、仏像彫刻を始めて三年目というような人の仏像に感心したことがあるが、それと同じ感じですね。
いくらお手本があるといっても、油絵では、こうは行きませんよ。
中高年で、油絵を始めて三年目の人が、モナリザの模写に挑戦すれば、悲惨な結果になるのは目に見えている。
インターネットで公開されている、アマチュアのモナリザの模写をいくつか見たことがある。
「あのねー、あなたねー」と言いたくなるようなものばかりだった。
まったくわかってない素人として言わせていただくと、仏像も能面も、お手本を見て作るのは簡単なようですね。
絵の方が難しい。
逆だと思うんですが。
能面とは全然関係ないけど、新聞に入ってたチラシ。
「驚異の美白効果!」
よくある広告ですが、次が問題だ。
「出目金も白くなる!」
出目金の、「使用前」、「使用後」の写真が出てる。
真っ黒けの出目金が、白くなったとはいえないが、まあ、真っ黒けではなくなってる。
驚異といえば驚異だ。
出目金が喜んでるかどうかは知りません。
それにしても、「出目金も白くなる!」というキャッチコピーにひかれる女性がいるだろうか。
相手が金魚だけに、色黒で悩んでる女性が、すくわれるかもしれない。