今日は、散髪。
散髪屋の主人、客、高齢化が進んでいる。
主人は、趣味が多くて、鉄砲も撃つ。
若いころは、雨が降ろうが雪が降ろうが、車に犬を乗せて勇んで出発した。
今は、雨が降るかもしれないと思っただけで、行く気がしない。
以前は、猟場につくと、犬を叱咤激励、「行けー!行けー!」と叫んだものだが、最近は、犬が先へ行こうとすると、「戻れー!戻れー!」と叫ぶようになった。
今飼っている猟犬の最高齢が13歳だが、こいつが死んだら猟を辞めようかと思っている。
気弱なことを言うオヤジだが、私なんかと比べると、超ワイルドだ。
今年の正月も、山で大変な目にあった。
林道を走ってたら、山が崩れてて、行き止まりになった。
細い林道をバックしてたら、ズルズルと川原に落ちてしまった。
車が砂にめり込んで動かない。
そんな時のためにジャッキはたくさん積んである。
タイヤの下に、石を敷いたり、ワイヤーを松の木にかけたり、悪戦苦闘の末、無事帰ることができた。
それくらいのことは何でもないようだ。
店に置いてある、狩猟の雑誌を読む。
猟犬の選手権の記事が出ていた。
「大人の犬」「若い犬」「子供の犬」の三部門に分かれている。
写真がたくさん出ていたが、飼い主は皆高齢者だ。
猟友会が高齢化して、害獣の駆除に困っているという報道を思い出した。
雑誌に、銃の宣伝があったのは不思議でなかったが、「ワナ」の宣伝があったのは何となく意外であった。
イノシシ、シカ、クマなどがとれると書いてある。
「実績は、各自治体で証明済み」と書いてある。
ワナの、24時間管理システムの宣伝には感心した。
装置をワナに取り付けておくと、獲物がかかるとケータイに通知がいくというのだ。
ケータイの利用法としては、実際的で良いと思った。