兵庫県立美術館の、「没後十年:小倉遊亀展」に行ってきました。
家内と二人、美術館のレストランで昼食を取ってから見ようと思って、昼過ぎに着いたら、レストランは満席で、30分待ちました。(ーー;)
展覧会は大盛況であった。
どんな展覧会でもそうだけど、中高年女性がほとんど。
105歳で亡くなった日本画家、小倉遊亀さんの名前は知ってたし、作品もいくつか見てますが、画業80年回顧展、いやあ、すばらしかったです。
特に、人物画が良かった。
明るくて、清潔で、豊かで、力強い。
小倉遊亀展を見てから、常設展の小磯良平の絵を見ると、明るくもなく、清潔でもなく、豊かでもなく、力強くもないように感じられて、気の毒であった。
格がちがうという印象を受けました。
小磯良平コレクションは、兵庫県立美術館の目玉なんでしょうが、今回みたいなときは閉鎖してあげたほうがよろしい。
今日、一番びっくりしたのは、「遊亀」が本名だということです。
すばらしい雅号だと思ってました。
「ゆき」に「遊亀」という字を当てたんでしょうか。
それにしても、学生時代から使ってたようです。
本名にしろ、雅号にしろ、それだけで立派なもんです。
「若草鹿之助」とは大変なちがいですネ。